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【History】VERDYを知る” Girls Don't Cry と Wasted Youth に込められた思い”

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May 24, 2021

 

VERDY
1987年大阪生まれ。Girls Don't CryやWasted Youthなどのプロジェクトを手掛けるVK DESIGN WORKS所属のグラフィックデザイナー。「ユニオン(UNION)」、「マッドストア アンダーカバー(MADSTORE UNDERCOVER)」、「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」などとコラボレーションを行い、近年では国内外問わず注目を集めている。

 

FASHIONSNAP.COMにて行われたインタビュー記事からVERDYの人柄やカルチャーを学ぶ。

 

 ●子どもの頃の夢は何ですか?

VERDY:小学生のころはサッカー選手を目指していました。

 

●VERDYという名前の由来は?

VERDY:サッカーチームの「ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ1969)」が由来です。大阪に     住んでいたんですが、ヴェルディ川崎のユニフォームをよく着ていて「VERDY」というあだ名がつきました。

 

●グラフィックデザイナーになろうと思ったのはきっかけは何ですか?

VERDY:高校生のときにハイ-スタンダード(Hi-STANDARD)などのインディーズバンドを好きになって音楽に興味を持ったのがきっかけです。もともと絵やデザインに興味があって、バンドに携わる仕事で自分のやりたいことに一番近かったのがグラフィックデザイナーでした。

 

●今、好きなミュージシャンは?

VERDY:ヒョゴ(HYUKOH)とジ・インターネット(The Internet)です。

 

●ファッションに興味を持ったきっかけは何ですか?

VERDY:バンドに興味を持ったのと同じぐらいのタイミングで、"裏原"も好きになりました。雑誌を読んで憧れを持ち、いつかファッションの仕事をしたいなと思っていました。

 

● 東京で一番好きな場所はどこですか?

VERDY:道玄坂の上のほうです。ガヤガヤしたところを通過したアバウトライフコーヒーブリュワーズ (ABOUT LIFE COFFEE BREWERS)周辺が好きです。昔はそのあたりに事務所を構えていました。

 

●制作する上で意識していることは何ですか?

VERDY:作品ができたらすぐ発表するのではなく、時間を置くようにしています。友達や妻に見せるなどして何回も考え直し、本当に良いと思ったものだけを発表するようにしています。

 

座右の銘を教えてください

VERDY:「RISE ABOVE」です。ガールズ ドント クライやウエステッド ユースよりも前から使っているメッセージで「下から上に上がっていく」という思いを込めて作品を作りました。今でもこの気持ちは変わっていないです。

 

●今の自分に最も影響を与えたものは何ですか?

VERDY:80年代のハードコアパンクですかね。かなりのめり込んだ時期があって、今のプロダクトメッセージもハードコアから影響を受けていることが多いです。

 

●デザイナーとして大事なことは何だと思いますか?

VERDY:流行っているから良いとか流行っていないからダメとかではなく、格好良いか格好悪いかを自分で判断できるかが大事だと思います。

 

【Girls Don't CryとWasted Youth この2つのプロジェクトの違い】

  • Girls Don't Cry

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ガールズ ドント クライは全てのプロダクトを妻(TOM)に向けて作られている。プレゼントしたいものや妻が好きなものが意識されており、妻が興味ないものとコラボレーションすることはないそうだ。

2018年12月に販売されたEyesCream「VERDY ISSUE」のインタビューでは、このプロジェクトを継続して活動をしていることで、忙しくなってしまっており、妻と一緒に過ごす時間も減ってきていて、当初のメッセージとずれている部分があり、本心から自分のメッセージを則したものなので、作りたいものを作っていきたいので、やり方を変えていく必要があるように感じているとも述べている。

近年では多くのコラボアイテムもリリースされており、今後の展開にも期待が集まるプロジェクトである。

 

  • Wasted Youth

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エステッド ユースはVERDYのルーツに近いパンクやハードコア、スケートなどのストリート要素があるものを展開している。2015年の夏にこのグラフィックが完成し、VERDYの知り合い達が良いと思ってくれるものを作りたいという考えから制作がスタートした。ウエステッド ユースは「VERDYの気持ちをみんなに伝える」ということを念頭に考えられ、デザインが成されている。

2018年12月に販売されたEyesCream「VERDY ISSUE」のインタビューでは、もともとお酒の缶にチューリップが活けてあるというのは頭の中にできており、それをベースにデザインを構築していったと述べられている。

VERDYが好きだったバンドである ”Gang Green” をチョイスし、バドワイザーの缶をベースにGang Greenを描いたらデザイン的にも二面性を持ったイメージになったという。 無駄に過ごした青春 = 無駄なものなんて一つもない、という言葉通り、ここに描かれているものはすべての意味を持たせるため、VERDYのルーツを一個に込めたものであるのだろう。

 

ー”Don't bother me anymore”とは?

VERDYはガールズ ドント クライとエステッド ユースを作って販売するようになって以降、状況が変わり、知らない人々に変なことを言われたり、嫌な思いをする機会があったという。この状況を考えた際、結局VERDYがやっていたことは、ずっと好きな事だけを好きにやっているだけだったので、 ”もう構わないでくれ” と思ったことをシンプルにメッセージにした。また、このメッセージが浮かんだのはウエステッド ユースをやっている時の感情だったため、ウエステッド ユースの中の一つだと考えられている。

 

  • Vick(ヴィック)

 

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ヴィックはもともとパンダをモチーフにして描かれたキャラクターである。まだスターがいない生物をモチーフにしたいという思いから、パンダが採用されたという。

VERDYが考えるヴィックは、VERDYはこのキャラクターのマネージャーみたいな気持ちでおり、出演させる機会があればこのキャラクターを表に出していこうということらしい。

テーマは ”いつでも描ける” であり、VERDYがどんな状況でも描けることを念頭に置かれている。

最近ではヴィックとのコラボアイテムも多くリリースされており、今後の展開にも期待が集まるところである。

 

【参考資料】

  • FASHIONSNAP.COM ”ストリートシーンのキーパーソンVERDYを知るための21の質問”

www.fashionsnap.com

eyescream.jp